お知らせ

あかちゃんの頭のかたち外来についてのお知らせ

 

頭のかたち外来は、赤ちゃんの「頭の形が気になる」という御相談を対象とした専門外来です。ヘルメットによる治療を行う場合は自費診療になりますが、最初の御相談は保険診療で行います。ゆがみや絶壁、左右差などでお悩みの方はお気軽に御相談下さい。

当院は、ヘルメット治療のみを行う専門機関ではなく、お子様とご家族を包括的にサポートするクリニックです。小児科専門医として、的確な診断や治療、また丁寧な説明を行うよう心がけておりますので、お困りの方はまず御相談ください。

 

当院の頭のかたち外来の特徴

 

・完全予約制です。

(初回のみ電話予約、フォローアップはWEB予約)

※ご予約は5月26日(火)から開始いたします。

 

・小児科専門医の副院長が最初の診察・相談・治療まで責任を持って行います。(3Dカメラによる計測はスタッフも一緒に行います。)

 

・ヘルメット治療が前提ではなく、まずお子様の頭の形を適切に評価し、治療方針を決定いたします。

 

・ヘルメット治療と合わせて、お子様の発達の評価や健康上の困りごとの御相談もお受けします。

 

なぜ頭はゆがむの?

 

赤ちゃんの頭はとてもやわらかく、頭蓋骨は複数の骨がパズルのように組み合わさって出来ています。もともとは出産の際に産道を通りやすくするためですが、子どもの脳は生後1-2年で劇的に大きくなるので、その変化に対応するためとも言われています。そのため、子どもの頭の形は頭蓋骨が癒合する1歳半くらいまでは向き癖によって容易に歪んでしまいます。

乳児突然死症候群(SIDS)にうつぶせ寝が関連していると考えられるようになった1992年以降、うつぶせ寝を避け、仰向け寝が推奨されるようになりました。その結果、乳児の突然死は激減したものの、子どもの頭は重力の影響を受けやすくなり,現在では1歳未満の子どもの大部分で頭の形のゆがみがあると言われています。多くのケースでは、自然にゆがみは改善しますが、高度なゆがみがある場合は完全に治らないこともあります。これを「位置的頭蓋変形症」といい、ゆがみが高度なものはヘルメット治療の対象となります。

頭のゆがみの種類

 

当院ではまず診察および計測を行い、頭蓋骨縫合早期癒合症の疑いのある場合や脳神経外科専門医の診療が必要な場合は迅速に大学病院へご紹介させていただきます。

頭蓋骨縫合早期癒合症ではなく、「位置的頭蓋変形症」と診断した場合、「斜頭症」「短頭症(絶壁頭)」「長頭症」の3つのパターンがあります。これらの原因の多くは寝るときの向き癖、子宮内や産道を通る時の圧迫など、病気ではなく外力によります。特に寝るときの向き癖では、頭を常に同じ位置に向けて寝るために、接地面の成長が抑えられてしまい、成長に偏りが出ることで頭のゆがみが発生します。

 

 

「斜頭症」

頭を上からみると平行四辺形に見え、耳の位置についても左右差が発生する場合があります。寝るときに向き癖がある赤ちゃんに見られます。

 

「短頭症(絶壁頭)」

仰向け寝の時間が多い赤ちゃんにみられ、頭の前後の長さが通常より短いのが特徴です。

 

「長頭症」

頭の前後の長さが横幅よりも長く、横向きの姿勢が多い赤ちゃんによく見られます。

 

基本的に、脳の成長や精神発達に大きな影響を与えることはないと言われていますが、将来的に顔面や耳の左右差が発生し、噛み合わせの問題、眼鏡の位置がずれてかけにくい等の問題が発生する可能性があります。

 

治療法について

 

頭の形を改善する方法には「体位変換」「タミータイム」の理学療法と「ヘルメット治療」があります。重度のゆがみは自然治癒が難しいという研究結果があります。

 

「理学療法」

 

体位変換

〔目的〕

向き癖を改善することにより、頭にかかる圧力を左右均等にすることが目的です。

〔方法〕

◎寝る際の頭と足の方向

◎抱っこする腕、授乳の際の方向

◎話しかける方向

これらが同一方向になっている場合はバランス良くなるように変えていきます。

うつぶせ寝は呼吸が出来なくなる可能性があるため寝かせる時は必ず仰向け寝にします。

 

タミータイム

〔目的〕

赤ちゃんが起きているタイミングでうつ伏せにして過ごす時間を作る方法です。頭、首、上半身の筋肉の発達を促進するため、一定箇所に圧力がかかることを防ぎます。

〔方法〕

お母さんの胸やお腹、膝の上で赤ちゃんをうつ伏せにすることから始め、慣れてきたらおもちゃや絵本で興味を引き、うつ伏せ運動を行います。

※窒息・乳幼児突然死症候群(SIDS)を回避するため、固いマットや床の上で必ず保護者が見ている環境下で行って下さい。

 

ヘルメット治療

赤ちゃんに頭蓋形状矯正ヘルメットを装着し、頭の成長を調整する方法です。1998年に米国で初めて医療機器として承認され、日本では2018年に承認された治療法になります。治療期間は主に治療開始の赤ちゃんの月齢によって異なります。(早く開始するほど短い期間で終了出来ます。)

当院では日本で開発された日本人の赤ちゃんに適した矯正ヘルメットによる治療を行っております。ヘルメットの内側には低反発素材のクッションがあるため、装着した際の不快感はほとんどありません。

 

 

 

当院でのヘルメット治療について

 

まず、3Dカメラを用いた頭の撮影を行い、赤ちゃん一人一人の形に合わせたフルオーダーメイドのヘルメットを制作します。装着することにより、成長していない部分の成長を促し、早く成長している部分には成長を待機してもらうことで頭の形を改善していく設計となっています。

※ヘルメット治療は頭に圧をかけて形を変形させるものではありません。

 

当院ではベビーバンドを導入しています

 

ベビーバンドは、赤ちゃんの頭のゆがみの治療に用いられる、日本製の頭蓋形状矯正ヘルメットです。通気性の高い構造と高機能クッションを備え、赤ちゃんの頭を優しく包みます。外出しやすいかわいくおしゃれな複数のデザインを用意しています。

 

 

※ベビーバンドは2022年に医療機器として承認を取得しています。
(医療機器承認番号:30400BZX00090000)

 

▶ベビーバンド公式ホームページはこちら

 

▶ベビーバンドについての医学論文はこちら

 

ヘルメット治療の対象

 

首がすわっている生後3ヵ月~9ヵ月のお子様で、体位変換とタミータイムなどの理学療法を行っても頭蓋変形が改善せず、医師より説明を受けヘルメット治療を選択された方。

※初回受診時からヘルメット治療を希望される方は、できるだけご両親そろっての受診をお勧めします。

 

ヘルメット治療のタイムリミット

 

赤ちゃんの頭の骨は成長と共に硬くなり、しっかりとくっついてきます。ヘルメット治療は、頭の形が柔らかい時期に開始する方が効果が高く、生後3-9ヵ月までには開始する必要があります。生後6ヵ月より前にヘルメット治療を開始する方が、6ヵ月以降で開始する場合よりも大きく改善するという報告があります。

 

ヘルメット治療のリスク・副作用

 

ヘルメットの装着に伴い、以下の不具合、有害事象が発生する場合があります。

・皮膚炎(発赤、ただれ)

・皮膚の損傷(水疱、皮膚剥離、出血等)

このような症状がみられた場合、外来診察時に適切な外用薬の処方、対処を行います。

 

ヘルメット治療の料金

 

33〜36万円(自費診療)※税込

※3Dスキャン撮影費用、頭蓋形状矯正ヘルメット「ベビーバンド」制作費、治療終了までの診察代(回数制限無し)を含みます。

※「現金」または「クレジットカード一括」でお願いいたします。

使用出来るクレジットカード会社

 

 

※医療費控除対象のヘルメット治療です。医師が常に介在する治療システムのため、医療費控除の対象になります。確定申告の際に申請を行って下さい。最終的に申請内容がようにんされるかは各税務署の判断になりますのでご留意下さい。

 

 

03-3381-7755

南台寺尾クリニック内科・小児科